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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/11/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日の東京市場では、先週末の流れを引き継ぎシドニー市場で円買いが強まりましたが、9時ごろ大口のドル買い戻しが入り、一部本邦通貨当局による円売り介入ではないかとの思惑から円売りが急速に進む形で81.60円水準まで付けました(A)

しかし、財務省から円売り介入実施の発表はなく、誤発注の影響との可能性も指摘されたことで、その後はじりじりと円が買い戻され、元の水準へと戻っています。

その後は材料がなく80円半ばを中心としたレンジ相場が続きましたが、NY時間になると米ISM製造業景気指数が予想よりも良かったことなどを受けて米国株が上昇しドル買いにつながりました(B)

もっとも、米FOMCを控えていることもあり、その後は再び調整の動きが強まり、80円台のレンジ取引を抜けることはできませんでした。

DMIを見ても、昨日は一貫してADXが低下傾向となっており、レンジ相場継続を示唆する形となっています(C)

【一口解説】

1. FOMC(Federal Open Market Committee)
米国において金融政策の最高意思決定機関で、日本における日銀金融政策決定会合に相当する機関。
基本的に6週間ごと火曜日、年に8回に開催され、米国の景気や経済情勢をふまえ予想・検討しながら、金融政策を決定します。
この委員会は、FRB(連邦準備制度理事会)の理事7名と5名のニューヨーク連銀を含む地区連銀総裁で構成されており、議長はFRB議長が、副議長はNY連銀総裁が担当することとなっています。
11月2-3日のFOMCでは、量的緩和第2段の発表があるとの見方が強く、マーケットは結果を注目しています。

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