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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/10/21のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日は東京時間にガイトナー米財務長官が、「ドルは対ユーロ、円でこれ以上下落する必要はない」と発言したとのWSJの報道を受けて、一時急速にドル買いが強まり、ドル/円は81円後半まで上昇しました。
しかし、その後この発言は米財務長官の実際の発言ではなく、あくまで観測記事ではないかとの思惑が高まり、上昇していたドルは反落、再び81円前半に押し戻される展開となっています(A)

NY時間では、週末のG20を控えたポジション調整の動きが先行し、これに加えて米新規失業保険申請数の改善やフィラデルフィア連銀指数が前回よりも良い数字となったことなどが材料視され、ドルが主要通貨に対して値を戻す動きとなり、ドル/円も徐々に値を上げる展開となりました(B)

ただし、ボリンジャーバンドを突破することも出来ず、バンド幅も縮小しており、一方向へ大きく相場が動くムードはありません。
また、DMIを見てもADXが低水準の動きを続けており、トレンドレスの状況が続いていることが確認できます(C)

G20での通貨に関する議論に注目が集まる中、本日の東京市場も動きにくい状況が続きそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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