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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/08/25の ドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日は、一昨日の83円台突入の反動で、ドルが買い戻される展開となりました。
さすがに現状水準まで円高が進むと、介入に対する警戒感が出ている感じです。
また、円のロングポジションが溜まってきていることも、ポジション調整の円売りにつながっていると考えられます。

ただし、ドルの上昇も限られたものに留まっています。
ボリンジャーバンドを見ても、アッパーバンドにタッチする局面でもバンドの拡大には繋がらず、バンドを上値抵抗として反落する展開となっています(A・B)

DMIでも価格が上昇していく中ADXが下がっていく動きとなっており、昨日のドル上昇がトレンドではなく調整局面であることが確認できます(C)

【テクニカル一口解説】

1.バンドを抵抗として逆張りする方法
統計学的には、正規分布において標準偏差をとった場合、1σ(標準偏差)内に事象が存在する確率は約68%、2σ内に事象が存在する確率は約95%とされています。
これを利用し、価格がアッパーバンド(+2σ)と交差したときに売り、ロワーバンド(-2σ)と交差したときに買いとする、平均値への回帰を前提とした逆張り戦略です。
価格が2σ内で変動する確率が約95%ですから、理論的には価格は2σの範囲に収まることが通常であり、2σを越えるということは、過去の値動きから見て「異常な価格」であり、いずれ修正されるという考え方です。
実際にボリンジャーバンドが拡大していない局面においては、この方法が有効なものとなります。

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