2010/07/15のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、DMIを表示しています。 |
昨日のユーロ/ドルは、東京時間1.27ドル台での膠着した相場が続きました(A)。
欧州時間に入るとスペインの長期債入札が堅調だったことを背景にユーロ買いが進行し、1.28ドル台に突入する動きとなりました。
ボリンジャーバンドも拡大を伴い、上方ブレイクアウトし、バンドウォークを示現しました(B)。
さらにNY時間では、生産者物価指数やNY連銀製造業指数が事前予想を大きく下回る内容となった事で米国景気回復の足取り鈍化を懸念する意識が強まり、ドル売りの流れが加速したことで、ユーロ/ドルも一段高となりました(C)。
NYの引けにかけても損切りを巻き込んだユーロの買い戻しが進み、1.29ドル半ばまで上昇しています。
DMIでADXを見ると、欧州時間以降のユーロ上昇がトレンドを伴った強いものであったことが確認できます(D)。
【テクニカル一口解説】
1.ADX
ADXは、RSIやパラボリックを開発したワイルダーが、市場の状況を見極めるために開発した指標であるDMI(Directional Movement Index)(方向性指標)の構成要素の一つです。
ADXは、低水準であれば相場にはトレンド性が無く逆張り思考で考え、高水準であればトレンドを確認し順張り思考で考えます。
ADXが高水準であれば移動平均線やパラボリックなどの「順張りテクニカル」を参考にします。逆に、低水準であれば、RSI等の「逆張りテクニカル」を参考にします。
提供: FXトレーディングシステムズ
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