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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/07/05のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドDMIを表示しています。

昨日は、普段ボラティリティー(変動率)の高いユーロ/ドルが非常に狭い範囲での値動きにとどまりました。
朝方の高値が1.2560ドル水準、欧州市場での安値も1.25ドルを割り込まず、コアレンジは1.2520ドル~1.2550ドルの30pipsという動きでした(A) 。

これは、週明けの市場であり、米国が独立記念日の振替で休場となる事から模様眺め気分の強い地合いであったことが要因でしょう。

DMIを見ても、昨日は一貫してADXが低下を続けており、トレンドが発生していないことが確認できます(B) 。

ボリンジャーバンドも縮小を続けており、1時間足がミッドバンドに収束する動きとなっています。
これは、膠着を示すサインですが、収束が続く場合は次の大変動の兆しとなる可能性も高く、ここからのバンドの動きには注目といえます。

【テクニカル一口解説】

1.ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、相場が膠着するレンジ相場においてバンドが狭まる傾向があり、価格変動の大きな相場の時にはバンドが開きます。
相場力学的には、値幅に小さな膠着相場は相場が次に動くためのエネルギーを溜めていると考えられ、大相場はその溜められたエネルギーを放出している状況と考えられます。
このことから、ボリンジャーバンドは狭まり収縮している場合は、大きく動く前触れと言うことが出来ます。
逆に、ボリンジャーバンドが大きく拡大した後収縮に転じる動きは、相場が一相場終わりエネルギーを放出し終えたことを示唆しているといえるでしょう。

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