2010/06/09のドル円相場の考察
昨日のユーロ/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。 |
昨日は、アジア時間では119円台の方向感のない取引が続きました。
アジア各国の株式市場が軟調だったため上値の重い展開でしたが、下攻めする材料もないという動きでした(A)。
アジア時間のRSIを見ても50%水準で推移しており、強弱ニュートラルで方向性がなかったことが確認できます(B)。
欧州時間に入ると、欧州株式が堅調となったこと受けてユーロの買い戻しが進みました。
ボリンジャーバンドの拡大を伴って上方ブレイクしており、バンドウォークが観察できます。
この上昇は、1時間足でのバンドウォークに経験則通り、5本に上抜けでバンドウォークを終えています。(C)
その後、ストロスカーンIMF専務理事が「ユーロの下落は問題でない」と発言したことを材料にユーロ売りが再び強まり、リスク回避への意識を再び強めたままNYの引けとなりました(D)。
【テクニカル一口解説】
1.RSI
RSI(The Relative Strength Index)は相対力指数とも呼ばれ、米国のJ.W.ワイルダーが考案したチャートで、最もポピュラーなテクニカルチャートの一つです。
売られ過ぎ買われ過ぎを数値化し、逆張りで相場にアプローチする手法となります。
70を超えると買われ過ぎで天井が近いシグナルとなり、30を割ると売られ過ぎで底が近いシグナルのなるというものです。
相場が新高値や新安値を付けたにもかかわらず、RSIのほうは高値や安値の更新によってこれを確認できなかった場合、RSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)といい、トレンドの転換のシグナルとなることがあります。
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