2019/11/14のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/10/28)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、終始ドルの上値の重い動きが続きました。
アジア市場では10月豪雇用統計で、
就業者数が前月比1万9000人減と予想外の減少、
2016年終盤以来3年ぶりの減少幅となったことで豪ドル/円が売られ、
これがドル/円にも波及しました。
また、アジア株安の円高の要因となったとの指摘があります。
その後NY序盤までは108円後半でもみ合っていたものの、
米中の貿易協議を巡る不透明感が強まり、108円50銭を割り込むと
損切りも巻き込んで一時108円24銭まで下落しました。
この下落でボリンジャーバンドの下抜けとバンドウォークの形成が確認できます。
ただし、RSIは大きく下落していないことから、
一段のドル売り圧力は感じられない形となっていました。
米中通商交渉合意への期待感が後退しており、
ドルの上値が重く感じられます。
ただし、108円を割り込んでドルを売り込んでいく材料にも乏しく、
本日東京時間ではアジア株の動きをにらみながら
108円台で神経質な取引が続きそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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