2019/11/12のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/10/28)(PDF)
●デイリーレポート
11月12日のドル/円相場は、
東京から欧州参入時間にかけてはドルが底堅い動きながらも、
上値は109円29銭までの小動きとなりました。
109円を割り込むような水準では輸入企業の買いや、
これまでにドルを売り込んでいた短期筋の買い戻しが入るものの、
先週109円50銭へわずかに届かず反落したことで、
109円半ばでは売り需要が強いとの見方が広がったことが
上値を抑えていました。
欧州参入時のドル上昇では小さなバンドウォークが確認できますが
短時間で収束しており、相場に勢いがないことが示唆されています。
その後は徐々にドルが軟化する動きとなりました。
特にNY午後にトランプ米大統領が
ニューヨークエコノミッククラブでの講演で米中貿易協議について
「合意に近づいている」と述べたものの、
「米国の労働者と企業にとって良い条件である場合に限り
取引を受け入れる」とも述べ、新たな情報を発表しなかったことで
協議進展への期待がしぼみ、一時108円92銭まで押し戻されました。
本日も昨日同様109円近辺で方向感を探る動きが強そうですが、
今夜予定されているパウエルFRB議長の議会証言への注目もあり、
昨日以上に模様眺めの動きとなる可能性もあります。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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