2019/11/8のドル円相場の考察
先週末(11/8)のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/10/28)(PDF)
●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、前日に付けた約5か月ぶりの
高値109円49銭から反落したものの、109円前半で底堅い動きを続けました。
米中通商交渉の行方が注目されるものの、
新たなニュースがないなかでは動きにくく、
米連邦準備理事会(FRB)が利下げを休止するのか見極めるために
米国経済指標待ちの動きといえます。
NY時間に入ると、トランプ米大統領が中国の貿易協議について
関税撤廃で「合意していない」と述べたことから、
米中協議への不透明感が強まり、リスクオフの円買いが先行、
109円08銭まで下落しました。
この下落で下方ボリンジャーバンドにタッチしたものの、
バンド幅の拡大は伴わず、バンドウォークにはつながりませんでした。
その後は、米中は最終的に合意に至るとの観測は根強く、
ドルは下げ渋り、109円20銭水準で週を越えています。
今週も米中通商交渉関係のヘッドラインで右往左往する動きが続きそうで、
突発的な動きには注意が必要でしょう。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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