2019/10/17のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/10/14)(PDF)
●デイリーレポート
10月17日のドル/円相場は、東京から欧州時間にかけて
108円後半で方向感のない動きが続きました。
東京午前の取引では、本邦輸入勢のドル買いに
ドルは底堅く推移したものの109円を試す勢いはなく、
その後は108円70銭~80銭水準での揉み合いとなりました。
欧州時間では、英国の欧州連合(EU)離脱を巡り
英国とEUが修正離脱案で合意したのを受けて、
一時108円93銭まで上昇したものの、109円には届きませんでした。
NY時間に入ると、9月の米住宅着工件数が前月比で大きく減少し、
9月の鉱工業生産指数も市場予想以上に低下したことで、
米景気の減速懸念が強まりドル売りが優勢となって
108円46銭まで下押ししました。
ジョンソン英国首相が欧州連合(EU)と合意した離脱案が
議会で否決されるとの警戒感もドル売りにつながったとの指摘もあります。
テクニカルで見るとボリンジャーバンドを上下に抜けているものの、
明確なバンドウォークは発生せず、
相場に方向性がないことが示唆されています。
本日も108円後半での取引が続きそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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