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テクニカルで検証する昨日の相場

2019/8/5のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/08/05)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、引き続きドルが軟調な動きで、
約7カ月ぶりに105円台に下落しました。

トランプ米政権が対中の追加関税発動を表明したのに対抗して、
中国政府が米国産の農産物の輸入を停止したことで、
景気減速や資本流出への懸念からアジア株が軒並み安となり、
円高が加速しました。

東京昼過ぎには、一時105円78銭の安値を付けましたが、
その後は106円を挟んだ方向感のない動きが続きました。

テクニカルで見ると、ボリンジャーバンドを下抜けたものの
バンドウォークにはつながらず、RSIも切り上がりを見せており、
105円台でのドルの下値の堅さを感じさせる形となっております。

NY引けにかけても106円挟みの動きに変化はありませんでしたが、
東京早朝になりムニューシン財務長官が
中国が為替操作国だとの判断を下したことを発表したことを受け、
ドル売り圧力が強まり、105円52銭の安値まで下落しています。

本日も、米財務省が中国を為替操作国に認定したことで
米中貿易戦争への警戒感が高まりつつあること、
9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ確率の上昇していることなどを背景に、
ドルの上値の重い動きが続きそうです。

ただし、105円半ば以下ではドルの押し目買い意欲も強いとみられており、
一気に年初来安値を試すことは難しいとの指摘もあります。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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