2019/7/26のドル円相場の考察
先週末(7月26日)のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/07/22)(PDF)
●デイリーレポート
先週末(7月26日)のドル/円相場は、108円後半で方向感のない動きが続きました。
前日に海外市場で2週間半ぶり高値につけた流れを受けドルが底堅く推移したものの、
米連邦準備理事会(FRB)が利下げに踏み切るとの見方が濃厚な中、
上値では戻り売りを狙う向きが少なくなく、明確な方向感が出ない状況です。
海外時間に入っても同様の動きが続き、NY序盤では
4~6月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率2.1%増と
市場予想の2.0%増を上回る伸びとなったことで、
ドル買いが優勢となったものの高値は108円83銭まででした。
その後、トランプ政権がドル切り下げに関して協議したとの報道を受け
一時ドル売りが優勢となりましたが、トランプ米大統領らが却下したと報じられたことや、
国家経済会議(NEC)のクドロー委員長もCNBCのインタビューで、
米政府が協議の結果、為替介入の可能性を除外したと述べたことなどを受け
ドル買い安心感につながり、ドルの下値も108円60銭までとなりました。
ボリンジャーバンドを見ると、急速にバンド幅を縮小したあと
横ばいが続いており、方向性を見出せません。
バンドを上下どちらにブレイクするかが注目されます。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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