2019/7/9のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/07/08)(PDF)
●デイリーレポート
7月9日のドル/円相場は、東京時間では
前日の海外市場でドルが買われた流れを引き継ぎ、
一時108円89銭と、5月31日以来約1カ月ぶりの高値をつけました。
特に材料はないなか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を前に、
持ち高調整のドル買いが入ったとの指摘もあります。
欧州時間も同様の流れのなか、108円96銭まで上昇しましたが
109円の壁は厚く、高値圏での足踏みが続きました。
NY時間でもドルの高値は108円93銭止まりで
NYダウが3日続落したことも、ドルの上値追を抑えた要因となりました。
テクニカルで見ると、109円トライの動きが何度か見られたものの
RSIは東京高値から切り下がってきており、
上値の詰まった印象となっています。
また、MACDとシグナルが交錯しており、
方向感がないことが示唆されているものの、
緩やかに切り下がってきていることからドルの軟化の可能性が見られます。
本日もパウエルFRB議長の議会証言待ちで、
108円台での方向感のない動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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