2019/7/8のドル円相場の考察
昨日(7/8)のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/07/08)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間では
ドルが戻り売りに押される展開となりました。
前週末の取引で、予想を上回る米国の雇用統計と金利急上昇を受けて、
108円64銭と6月18日以来3週間ぶり高値をつけたため、
戻りを狙っていた短期筋の売りが持ち込まれたと指摘されます。
しかし欧州時間に入ると、ドルは反発し
じりじりと値を上げる動きとなりました。
さらにNY時間でも10、11日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の
議会証言を控えて様子見ムードが強いなか、
持ち高調整のドル買いが優勢となり、一時108円81銭と
5月末以来ほぼ1カ月ぶりの高値を付けました。
市場では、7月利下げ観測が織り込まれている譲許に変化はないものの
50ベーシスポイントの大幅利下げへの期待は後退しており、
ドルを下支えする要因となっています。
テクニカルで見ると、日足ベースで
一目均衡表の遅行スパンが買い転換してきており、
また上値抵抗とみられた108円ミドルを抜けてきているため
ドル上昇が期待される形となっています。
ただし、FRBによる利下げ観測は根強く、
ドルの上値も限定的との指摘もあります。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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