2019/6/17のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/06/17)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、1日を通して108円後半での小動きが続きました。
東京午前に米10年国債利回りが一時2.11%と、
前週末の2.05%から小幅に切り返したことでドル買いが優勢となり
108円71銭の高値を付けましたが、その後は徐々に軟化し
欧州時間には108円55銭まで押し戻されました。
NYスタート前には108円72銭まで上昇していましたが、
ニューヨーク連銀が発表した6月の製造業景況指数が
前月比26.4ポイント低下のマイナス8.6となり、2016年10月以来の低水準で
下げ幅としては過去最大、プラス10.5程度を見込んでいた市場予想を大幅に下回ったことから
ドル売りの流れとなり、108円50銭まで押し戻されてNYを引けています。
もっとも、NY時間の値幅は20銭にも満たない小動きでした。
19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、
政策金利は据え置かれるとの予想が大勢ですが、
7月や9月の利下げに前向きな姿勢を示すとの観測がくすぶっていることもあり、
内容を見極めたいとの思惑から持ち高を一方向に傾ける動きは
乏しくなっているとの指摘もあります。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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