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テクニカルで検証する昨日の相場

2019/3/6のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/03/04)(PDF)

●デイリーレポート
3月6日のドル/円相場は、ドルの上値が重いながらも
111円後半での小動きが続いています。
欧州時間に111円92銭まで上昇したものの、112円を試す勢いもありませんでした。

NY時間では、経済協力開発機構(OECD)が世界経済の成長見通しを引き下げ、
リスク回避的な取引が広がりドルの上値を重くしました。

また、2018年12月の米貿易赤字が前月比で拡大し、
18年通年ではモノの赤字が12年ぶりに過去最大を更新したことや、
2月米ADP雇用統計が予想を下回ったことなどもドル売り材料となり
一時111円62銭の安値を付けました。

ただし、この日公表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)が
「米経済活動は拡大を続けた」との内容だったこともあり、
ドル売りは一服し111円80銭水準でNYを引けています。

テクニカルで見ると、MACDとシグナルが
依然としてゼロ水準での交錯を続けており、方向感がないことが示されています。
また、RSIは50以下の推移でややドル軟調を示すものの、
動きは横ばいとなっており、大きな下落傾向を見て取ることはできません。

市場では、金曜日の米雇用統計を見極めるまでは、
現状のレンジ相場が続くとの見方が支配的となっています。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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