TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2018/10/16のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2018/10/16のドル円相場の考察

10月16日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


拡大画像はこちら

●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/10/15)(PDF)

●デイリーレポート
10月16日のドル/円相場は、東京朝方111円74銭まで下押したものの、111円台でのドルの下値は
堅く反発、日経平均株価が上昇する動きを眺めながら112円を回復する動きとなりました。
その後海外時間でもドルは終始値を戻す動きを続けました。

欧州では英国やドイツなどの株式相場が大幅高となり、米株式市場ではナスダック総合株価指数が
3%近く上昇し、投資家の運用リスク回避姿勢が後退したことがドル買いにつながりました。

また、NY時間では、米国の8月JOLT求人件数は減少予想に反して増加し、
再び過去最高を記録したほか、米10月NAHB住宅市場指数も低下予想に
反して上昇したこともドルの下支え要因となりました。

ただし、9月のFOMC議事要旨を見極めたいとの雰囲気も強く、ドル・ロングを積極的に積み増す
勢いは乏しかったため上値も限定的なものにとどまりました。

なお、テクニカルで見るとNY終盤にかけて価格は上昇しているものの、RSIは切り下がってきて
いるため、ドルの上昇の勢いがなくなってきていることが示唆されています。

本日も、FOMC議事要旨や今週中にも発表される米財務省の為替政策報告書の内容を見極めようと
する動きが予想され、積極的な取引は期待しにくいように思われます。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

提供: FXブロードネット
ボリンジャーバンドRSIMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ