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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/10/11のドル円相場の考察

10月11日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/10/9)(PDF)

●デイリーレポート
10月11日のドル/円相場は、東京時間では前日の海外市場でのドル安の流れを引き継ぎ
軟調に推移しました。

日経平均が一時1,000円を超える下げとなり、ドルも112円を割れました。

しかし、午後に入り大幅安となったアジア株が下げ渋りはじめると、円高の動きは
次第に弱まり112円台へ値を戻しました。

欧州時間に入ってもドルは底堅く推移、112円前半での動きが続きました。
この揉み合いの中MACDが買い転換しています。

NY時間に入ると、9月消費者物価指数が予想を下振れ、長期金利が低下したことで
米国株が値を戻すと、ドルも買いが優勢となり、112円53銭の高値を付けました。

しかし、その後米国株が大幅に下落、NYダウが一時700ドル以上の下げ幅となったことで、
ドルも111円83銭まで下落しました。

トランプ米大統領が「強いドルは必ずしも経済の助けにならない」との見方を示したと
伝わったこともドル売りの要因になったとの指摘もあります。

ただし、NY時間のドル下落では安値を更新したものの、RSIの下げは限定的で111円台での
下落圧力が強くないことが示唆されています。

また、この下落でボリンジャーバンドを下抜けたものの一過性の動きに終わって
バンドウォークにつながっていないこともドルの底堅さを示しているように見えます。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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