2018/1/26のドル円相場の考察
先週末のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/01/22)(PDF)
●デイリーレポート
1月26日のドル/円相場は、東京時間は前日のトランプ大統領の
ドル高容認発言でドルが値を戻した流れを引き継ぎ
109円台で底堅い始まりとなりました。
しかし、買い一巡後は、じりじりと値を下げ
109円台前半での取引となりました。
欧州時間に入ると、ドルは下げ止まったものの、
上値が抑えられる動きで109円台前半での取引が続きました。
NY時間に入ると、日銀の黒田総裁がダボス会議にて日本は2%の
インフレ目標にようやく近い状況にあると述べたことが伝わり、
マーケットでは早期の緩和策解除への思惑が浮上し
円買いが加速、一時108円28銭の安値を付けました。
しかし、その後に日銀が声明を発表し、「黒田総裁はダボスで
インフレ見通しを修正したわけではない」と確認したため、
108円半ばまで値を戻してNYを引けています。
テクニカルで見ると、東京時間での戻しでボリンジャーバンドを
上抜いた動きが騙しに終わっているものの、その後のバンド下抜けも
一過性の動きであり、短期的に市場が混乱していることが示唆されています。
ただし、1月9日から始まったドル下落は続いており、先週末もドルは
下値を切り下げていることから、ドル売り圧力は続いていると考えられ、
昨年の安値107円30銭水準が意識される動きとなりそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
提供: FXブロードネット
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