2017/5/17のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/05/15)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、113円台から110円台へと急落の展開となりました。
東京朝方の113円を割り込むと、じりじりと112円台半ばまで下押しました。
ただし、その後欧州時間午前までは112円台半ばで方向感のない小動きが続きました。
NY時間に入ると、ロシアの米大統領選関与疑惑を巡りトランプ大統領に対する
弾劾裁判の可能性が持ち上がったことなどを受けて、ドルが全面安となり、
特に対円ではリスク回避の思惑で112円半ばから111円割れの急落となりました。
トランプ米大統領がロシアに機密情報を漏えいとの報道に続いて、
大統領が解任したコミ―前連邦捜査局(FBI)長官の在任中に、
フリン前大統領補佐官とロシアの関係を巡る捜査を打ち切るよう
要請し捜査を妨害しようとしたとの疑いが浮上しており、
大統領罷免などの可能性まで取り沙汰され始めています。
NY時間は一貫してドル下落基調が続きましたが、RSIを見ると低位に張り付いており、
短期的には売られ過ぎ水準といえるため、目先の反発の可能性が考えられます。
もっとも、トランプ政権の先行き懸念を一気に払しょくするようなニュースが
報じられると期待することは難しく、ドルの戻りも限られたものとなりそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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