2017/2/28のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/2/27)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、アジアから欧州時間にかけてはドルが軟調な動きが続きました。
トランプ米大統領の議会演説を控えて積極的な売買が手控えられるなか、
ポジション調整のドル売りに押される形となっています。
MACDは東京時間昼には売り転換しており、その後のドル下落を示唆しており、
NY時間ではボリンジャーバンドの下抜けとなりました。
ただし、ボリンジャーバンドの下抜けも一過性の動きであり、
111円台でのドル売りにも勢いはないことが確認できます。
NY時間後後に入ると、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が
「3月のFOMCで利上げを真剣に協議することになる」と指摘したと伝わると、
112円台を回復する動きとなり、NY引けにかけては、ダドリーNY連銀総裁が
「利上げの主張はより説得力のあるもの。比較的近い将来の公算が大きい」
との見通しを示すと、3月利上げ観測が一段と強まり
ドル買いが急速に広がり、112円90銭までドルは反発しました。
このドル上昇でMACDは買い転換しましたが、上値がボリンジャーバンドに達することかなく、
バンド幅の中で上下していることが確認されたことで、111円半ばから113円水準で
方向感のない動きが続いていることが確認された形となっています。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
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