2017/2/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/2/6)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間では112円台で方向感のない動きが続きました。
株価の不安定な動きを眺めながら、手がかり材料にかける動きといえました。
欧州参入後には、一時112円台後半まで値を戻す局面があったものの、
その後は終始ドルの上値が重く、じりじりと軟化する動きとなりました。
欧州時間のドル上昇時に一時的にMACDが買い転換したものの、
その後のドル下落ですぐに売り転換しており、ドルの上値の重さが示唆されています。
NY時間に入ると、仏大統領選挙の有力候補である国民戦線のルペン党首が
欧州連合離脱の是非を問う国民投票を実施する方針を示したことから、
リスク回避のドル売り・円買いが強まり、一時昨年11月末以来
約2カ月ぶりの安値である111円63銭まで下落しました。
このNY午後のドル下落局面で、ボリンジャーバンドの下抜けと
小さなバンドウォークが形成されていることが確認できます。
ドルの調整ムードは続いており、本日もドルの上値の重い動きが
続きそうですが、111円50銭からは押し目買いの意欲も見られ、
新規材料無しに下値を抜けていくのは難しいかもしれません。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
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