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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/11/25のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/11/7)(PDF)

●デイリーレポート
先週のドル/円相場は、前週の流れを引き継ぎ、終始ドルが堅調な地合を続けました。
トランプ次期政権下でインフレが進行し、米長期金利は大幅に上昇するとの
思惑が広がっていることや、米国株が過去最高値を更新したことを好感した
ドル買いなどにより、一時113円90銭の高値をつけました。
ただし、週末には28日に予定されていた石油輸出国機構(OPEC)加盟国と
非加盟国の協議が中止となったことが伝わり、30日のOPEC総会で
減産合意は微妙な状況となったことを受けて、リスク選好的なドル買い・
円売りは一服となり、112円台半ばまで緩む局面がありました。

テクニカルで見ると、一目均衡表では三役好転が続いており、
ドルの上昇トレンドが明確な動きとなっています。
昨年6月の高値125円85銭から本年6月の安値99円までの
押しの50%戻しである112円50銭水準をクリアーに上抜けたことで、
61.8%戻しである115円70銭水準が視野に入ってきています。

もっとも、短期的には急激に買われすぎていることも事実で、
日足ベースのRSIは2012年からのドル上昇局面と比較しても
最高値となっており、短期的な調整の可能性が示唆されています。

今週もドル/円は底堅い動きを続けそうで、短期の調整が入ったとしても、
押し目買いを待っている市場参加者が多いために、
下値は限られたものとなってしまいそうです。

※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

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