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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/03/02のドル円相場の考察

昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、サイコロジカルラインを表示しています。

昨日のドル/円は、朝方ドルの戻りを試したものの、上値抵抗でありリバース・ヘッド・アンド・ショルダーのネックライン水準である89円ミドルを抜けることができずに、反落する展開となりました。
その後はじりじりと値を下げる展開が続き、昨日の安値を割り込んでしまったことで、リバース・ヘッド・アンド・ショルダーの形成は失敗したことが確認されました(B)

NYの引けにかけては、特段の材料のないなか、投機的な売り圧力が強まり88円半ばまで押して、88.70円水準で引ける展開となっています。

サイコロジカルラインを見ると、今週に入って30%~80%の水準を同じようなサイクルで振幅していることが分かります(C)。これは、一方向の動きが続いているというよりは、適度の戻しを入れながら下落してきたことを表しており、価格の下落の割には相場に過熱感が出ていない状況といえそうです。

【テクニカル一口解説】

1. サイコロジカルライン
サイコロジカルラインは、ある期間のうち、価格が上昇した期間の割合を求めて、売買タイミングを判断するテクニカル分析で、強気になれば「売り」、弱気になれば「買い」のシグナルが出る逆バリの指標です。
また、売買シグナルとして活用するほか、50%を中心にどのような動きをしているかで、相場の過熱感を占うこともできます。

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