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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/03/01のドル円相場の考察

昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、朝方の88円台からじりじりと値を戻す展開となりました。
先週末の流れを受けたドル売りムードは残るものの、一段のドル売りには材料不足で、ドル買い戻しが先行したためと考えられます。

もっともドルの戻りも限定的で、海外市場で上抜けを試したものの、2月24日の高値から27日の安値までの下落幅の半値戻し89.50円水準(ラインA)で止められてしまいました。
このレベルでは上値抵抗が形成されたと考えられます(B)

しかし、先週からの動きを見ると、現在リバース・ヘッド・アンド・ショルダーを形成しつつあるようにも見えます(C)

この場合でも上値抵抗である89.50円水準がネックラインとなっており、リバース・ヘッド・アンド・ショルダーを完成しドルの戻りを確かなものにするためには、このレベルをしっかりと上抜く必要がありそうです。

【テクニカル一口解説】

1. リバース・ヘッド・アンド・ショルダー
ヘッド・アンド・ショルダーを上下反対にしたパターンで3つの谷からなり、中央の谷が一番低いものです。相場の底入れを暗示します。
最初の谷からの戻りと2番目の谷からの戻りを結んだ線をネックラインといい、これを上抜くことでこのパターンが完成されたと考えます。
戻りのめどは、最安値とネックラインとの値幅分をネックラインに足したものとされています。

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