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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/6/29のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/6/27)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、朝方は前日の海外市場で
英国のEU離脱をめぐる過度なリスク回避が巻き戻され
102円後半まで上昇していた流れを引き継いでスタートしました。
政府・日銀が開いた英EU離脱後2度目の会合で、
目新しい材料が出てこなかったことなどを嫌気し、
じりじりと軟化する動きとなりました。
大引けにかけて上昇していた株価が上げ幅を縮めると、
ドル/円も下押しが強まり、一時102円17銭まで下落しました。

ただし、この下落でもボリンジャーバンドにタッチするまでは落ちず
相場に方向性がないことが示唆されています。

海外時間に入っても、EU離脱の結果を受けた混乱を抑制するため、
各国政策当局が対応策を講じるとの期待が強まり、円売りが続き
102円94銭まで上昇し、ほぼ高値圏でNYを引けています。

しかし、この上昇でも実体でボリンジャーバンドを上抜けることが出来ず、
MACDとシグナルもゼロ近辺で交錯していることから、
相場が明確な方向好感を失っていることがわかります。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

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