2016/6/22のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/6/20)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、朝方104円85銭まで強含んだものの、
日経平均株価が安く始まって下げ幅を広げると、
じりじり下落し104円半ばへ押し戻されました。
その後は、104円半ばで方向感のない小動きが続きました。
英国民投票の本番が近づき、様子見ムードが強まっていると指摘されます。
海外時間でも104円台での動きが続き、イエレンFRB議長が下院証言で、
米景気に対する期待感を示したものの、利上げは慎重に進めるとの姿勢を維持するという、
これまでの発言と変わりがなかったことから、新たな材料にはなりませんでした。
MACDを見ると、東京午後からはMACDとシグナルが交錯しており、
レベル的にもゼロ近辺にいることから、市場が方向性を失っていることが示唆されます。
NY引け後に公表された最新の世論調査で英国の欧州連合(EU)残留支持派が
離脱支持派をリードしたことを受けて、ドル/円も105円手前まで上昇しています。
いよいよ本日は英国の国民投票本番であり、
世論調査では残留は優勢ながらも大差はない結果となっていますが、
ブックメーカーの賭けのオッズは大きく残留優位となっていることから、
逆に離脱が決定したときの市場の反応は大きくなると考えられ、注意が必要でしょう。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
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