2016/5/11のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、東京朝方は前日のドル堅調さを維持する
動きとなっていましたが、109円台で上値が重くなると、徐々に
利食いのドル売りが持ち込まれじりじりと値を下げる展開となりました。
投機筋に加え、109円半ば付近で戻り待ちしていた本邦輸出勢の一部でも、
ドル売りの水準を切り下げる動きが出たとの指摘もあり、109円を割れると、
ストップロスを巻き込んで下げ足が速まり、一時108円60銭まで下押ししました。
欧州時間では、ドルがやや値を持ち直す局面もありましたが、
NY時間に入ると株安を嫌ったリスク回避の円買い、米国小売の弱さに
消費への懸念が浮上しことによるドル売りなどで108円37銭まで下落しました。
MACDを見ると、東京時間から急激に水準を
切り下げており、マイナス圏まで下落しました。
しかし、NYの引けにかけては買い転換する兆しを見せており、
ドルは一旦下げ止まる可能性が高いように見えます。
現状ドル/円に明確な方向性は見られず、
本日も108円台を中心とした方向感のない取引が続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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