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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/10/26のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、前週末の流れを引き継ぎ東京朝方は
ドルが底堅く推移し、一時121円60銭まで上昇しました。
しかし、ぼぼ2カ月ぶりの高値圏だったこともあり、
121円後半には実需勢の売りが集中し、
121円付近まで押し戻される動きとなりました。

海外時間に入ってもドルの上値は重かったものの、
米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を
控えた調整的な売買が主流となり、神経質な取引が続きました。
その後、予想を下回った米国の9月新築住宅販売件数や
10月ダラス連銀製造業活動指数を嫌ったドル売りが優勢になり、
120円60銭まで下押す局面がありました。

この下押し局面では、価格が安値を更新するなか、
RSIが切り上がっておりダイバージェンスを形成し、
ドルの反発を示唆していることがわかります。
実際に、NY午後には日本銀行が今週予定している金融政策
決定会合で追加緩和を実施するとの思惑からの円売りもあり、
ドルは121円台を回復する展開となっています。

先週のドルの上昇で、これまでの高値を切り下げる揉み合いから
上抜けしてきたと見る向きもありますが、8月28日のドルの戻り高値が
抜けていないこと、またこれまで安値更新で何度も揉み合い下抜けを
失敗してきたことを考えると、現状では一段のドル上昇局面入りと
断定することは出来ないように思われ、逆に月28日高値を明確に
上抜けるまでは揉み合い継続を想定していたほうが良さそうです。

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