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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/10/23のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、欧州中央銀行(ECB)による年内追加緩和の
思惑が広がったことや、中国人民銀行が1年物貸出金利(政策金利)と
預金準備率を同時に引き下げる積極的な追加緩和を発表したことが
欧米株高につながり、一時121円48銭まで上昇しました。
中国人民銀行が追加緩和を決定したことで日本銀行も10月末に追加緩和に
動くとの思惑が広がったことも円売りの背景にあったと指摘されます。

テクニカルで見ると、先週後半のドル上昇で大きくイメージが変わってきています。
一目均衡表では、先行スパンの雲をクリアーに上抜け、
また遅行スパンがローソク足を上抜いて上昇基調へと変化しています。

RSIも上昇基調となっており、水準的にもまだ上値余地が大きく残されているといえます。

8月24日の急落後の戻りである121円後半を抜け切れていないため、
まだ持ち合い相場が続く可能性があるものの、
再度ドル上昇の可能性が高まってきたといえそうです。

今週は、日米で金融政策決定会合が開かれます。
ともに現状維持の可能性が高いものの、米国は利上げ待ち、
日本は追加緩和待ちと方向性が逆となっており、
大きな流れはドル/円の上昇方向にあるといえそうです。

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