2015/9/14のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、東京朝方に120円85銭の高値をつけましたが、
その後はじりじりと値を消す動きとなりました。
日銀決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え動きにくいなか、
日経平均や上海株が下げ幅を拡大するとドルの上値が重くなる展開となりました。
その後、欧州時間で一時的に反発する局面もありましたが、
MACDの反転には至らず、上昇もだましに終わり120円を割る動きとなりました。
FRBが今週利上げを行うとの見方も根強くある一方、世界的の景気に対する減速懸念で
利上げが12月ないしは2016年までずれ込むとの見通しも増えていることが
ドルの上値を圧迫する要因となっています。
昨日は、一貫してボリンジャーバンドのロアーバンドに絡む動きとなっていますが、
バンドウォークの動きにはつながらず、下押しの勢いも強まらないものとなっています。
NYの午後にかけては、ショートカバーで120円を回復し、
MACDも買い転換していることが確認できます。
ドルの上値が重いとは言え、日米の金融政策決定を前に、
大きく下値を試す動きにもならないものといえるでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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