2015/8/12のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、東京時間は夏季休暇が本格化する中で、実需筋のフローはほとんどなく、
取引の主体は短期筋が中心となりました。
午前10時過ぎに人民元の基準値が前日基準値から約1.6%元安だと発表され、
2日連続の引き下げにドル/円は正午を挟んでじり高となり、125円28銭まで上昇し、
一昨日の高値を更新しました。
ただし、この流れではボリンジャーバンドを上抜けることができず、
上昇の勢いがなかったことが示唆されています。
その後、人民元の2日連続の引き下げは、中国経済の原則が深刻なことが背景にあるとして、
世界的に株安となる中、円は安全通貨として買われる動きが強まりました。
さらに、早ければ9月とみられている米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが
先送りされるのではないかとの見方が広がり、長期金利が低下したことも、
ドル売り・円買いを後押しし、一時124円を割れる展開となりました。
この動きで、ボリンジャーバンドの下抜けと、しっかりとしたバンドウォークが確認できます(A)。
もっとも、MACDは東京正午過ぎにドル売りに転じており、
MACDの相場先行性が示された形となっています(B)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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