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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/5/29のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、週初に年初来高値の122円04銭を超えると上昇に
弾みがつき、約12年半ぶりとなる124円46銭まで上昇しました。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内利上げの可能性を示唆したことや
労働市場の改善への期待が広がったことがドルを押し上げる要因となりました。
ただ週末には、麻生財務相や菅官房長官から、急激な円安に対する警戒発言が聞かれた
ことで投機的なドル買い・円売りはやや一服し、124円前半で週を越えています。

テクニカルで見ると、ドルの上昇力の強さがはっきりと現れています。
一目均衡表では、三役好転となっており、ドルの上昇をさえぎるものは無い様に見えます。

Williams %Rは高水準に張り付いていますが、こうした状況で価格だけが上がっていくのは、
トレンド相場の典型的な動きといえ、安易な逆張りは出来ない相場です。

今週は、週末に米雇用統計の発表があり、予想通りの結果ならば、6月を含めて早期利上げの可能性が
高まり、利上げ期待が持続することでリスク選好的なドル買い・円売りは継続する見通しです。
また、雇用統計が予想を下回った場合でも、利食いのドル売りがやや強まる可能性があるものの、
下値では本邦機関投資家による外国証券投資に絡んだドル買いが入る可能性があり、
ドルが大幅に下落する状況ではないと指摘されています。

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