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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/3/26のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


拡大画像はこちら

チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京朝方から上値が重いものの、119円20銭レベルでは
本邦輸入勢のまとまった買いがあるとの見方もあり、119円前半での小動きとなりました。
その後、日本株の大幅下落をにらみながら、ドルはじりじりと値を下げ、
119円20銭レベルを下抜けるとストップを巻き込み下落が加速しました。
さらにサウジアラビア主導でイエメンの反体制派に空爆開始との報道が伝わって、
リスクオフの動きから円買いが加速、118円33銭まで下落しました。

この流れで、ボリンジャーバンドの下抜けとバンドウォークが発生していることが確認できます(A)

もっとも、MACDを見ると東京午前中に既に売り転換しており、
相場の流れは早い時間からドル売りに傾いていたことがわかります(B)

その後NY時間に入ると、米国の先週分新規失業保険申請件数が
予想を下振れや3月サービス業PMI速報値が予想を上振れたほか、
米債券利回りの上昇に伴うドル買いに、ドルは反発し119円台を回復し、
119円20銭レベルで引けています。

本日は、スポット取引の決済が月末のため事実上の月末日といえ、実需の動きが注目されます。
また、昨日一時300円を超える下げ幅となった日経平均の動向や、
中東関連ニュースを睨みながらの相場展開となりそうです。

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