2015/2/12のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、東京時間朝方120円48銭の高値をつけたものの、本邦輸出勢の
売り圧力が強まり、じりじりと値を下げる動きとなりました。
久しぶりの120円台で輸出予約を取る動きが強まったと指摘されます。
もっとも、テクニカルで見ると、価格の上昇に対してRSIが下落するダイバージェンスが見られており、
ドルの反転売りの流れは予見されていたとも言えるでしょう(A・A’)。
その後、欧州時間スタートでは、一部報道で、「現時点での一段の追加緩和は日本経済に
むしろ逆効果になるとの見方が日銀内で浮上している」と報じられ、ドル売りの材料になり、
120円前半付近から一時118円60銭近辺まで急落しました(B)。
すぐに持ち直したものの、上値の重さが際立つ形となっています。
さらにNY時間に入ると、米1月小売売上高は前月比0.8%減少で市場予想の0.5%減を
上回る落ち込みとなり、米新規失業保険申請件数も前週の27万9000件から30万4000件へと
増加したことから、ドル売りが強まりました。
このながれで、ボリンジャーバンドを下抜け、バンドウォークを形成しながら118円半ばまでの
下落となりました(C)。
本日のドル/円相場は株価をにらみながら119円前半を中心にもみあう展開が予想されています。
週末のため、利益確定売りやポジション調整のドル売りが出やすいものの、下値では118円半ばでは
押し目買いによるサポートも期待されるとの指摘があります。
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