2015/1/26のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のユーロ/ドル相場は、ギリシャ総選挙で緊縮策の見直しを求める急進左派連合
(SYRIZA)が勝利した ことを受けて、アジア時間の早朝取引で、2003年9月以来の安値となる
1.1098ドルに急落しました。
しかし、その後は反発しユーロはじりじりと上昇、ギリシャの政局不透明感やユーロ圏離脱懸念が
いったん緩和したことを受け、1.1295ドルまで上昇しました。
スイス国立銀行(SNB)が 、1.20フランの上限撤廃を15日に発表した後も定期的に市場介入を
行ってきたとみられ、ユーロ/スイスフランが一時3%高水準まで上昇したことも、ユーロ/ドルの買戻しに
つながったとの指摘もあります。
テクニカルで見ると、アジア時間の朝方にボリンジャーバンドを下抜けていますが、一過性の動きで
バンドウォークも発生せず、すぐに反転していることが確認できます。
MACDを見ても、同じ局面で一時売り転換していますが、これもだましに終わり、すぐに再転換して以降、
一貫して買いのサインを続けていました。
ただし、上昇後もボリンジャーバンドのアッパーバンドにはタッチできず、NYの引けにかけてはMACDも
転換する兆しを見せていることから、ユーロの上昇は一旦終わる可能性もあるように見えます。
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