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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/1/23のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、日本銀行金融政策決定会合で付利金利の引き下げ行われるとの
思惑が市場の一部であり、これを受けて119円に迫る局面もあったものの、実際は現状維持で
あったため上値の重い動きとなりました。
政策発表後、一時116円台に突入しましたが、ドルの下値も堅く、週後半では欧州中央銀行(ECB)が
大規模な量的緩和策を導入しリスク回避の地合いが後退したこと、ルー米財務長官が「強いドルは
米国にプラス」と発言したことなどでドルは下げ渋り、117円台後半で週を越えることとなりました。

テクニカルで見ると、現状は先行スパンの雲の上限に上値を抑えられ、雲の中で交錯した動きを
していることがわかります(A)

また、遅行スパンとローソク足の関係も明確な方向性を示す動きにはなっていません。
同期の動きとなれば今週はドルの上昇が見込めますが、現状売り環境にある状況に変化はなく、
相場の方向性が読みにくい形と言えます(B)

Williams %Rも安値から回復してきていますが、現状では中立に近い水準になっており、
方向を決めることができません(C)

本日は、朝方にギリシャ総選挙で反緊縮派の急進左派が第1党として勝利を収めたとの報道が出ており、この結果は織り込み済みながら、再びリスク回避的な動きが強まる可能性もあることから、円高への動きには警戒が必要かもしれません。

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