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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/1/14のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.5%・1%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間から軟調な推移を続け、NY時間では米12月小売売上高が
予想外の落ち込みをみせ、米国債利回りが低下する中、米利上げのタイミングについての
不透明感が増したことから、一時約4週間ぶりの安値である116円07銭まで下落しました。

その後は、原油価格の反発を受けてリスク回避の円買いが後退したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が
発表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米12のほとんどの地区で経済活動が
緩慢ないし緩やかに成長していることが確認されことでドル売りも後退し、117円台を回復する
動きとなっています。

テクニカルで見ると、昨日の下値は1%乖離のエンベローブで止められており、戻りは0.5%乖離の
エンベローブまで届いていません。
このことから、現状ボラティリティーが上昇し振れ幅が大きくなっていること、ドル売りの圧力が強く、
ドルの戻りに限りがあることがわかります。

もっとも短期的な動きでは、昨日は東京からNY時間にかけて価格が下落し続けていますが、
RSIは下値を切り上げる動きでダイバージェンスを形成しており、NY午後のドルの戻りを
示唆する形となっていたことが確認できます。

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