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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/1/16のドル円相場の考察

先週のユーロ/スイス相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ユーロ/スイスの日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週のユーロ/スイス相場は、週末にスイス国立銀行(中央銀行)が1ユーロ=1.20スイスフランの
上限を撤廃したことを受けて、大暴落となりました。
数時間のうちに40%を越える暴落であり、過去例を見ない混乱といえます。

1ユーロ=1.20スイスフランの上限は、2011 年9 月6 日に導入されました。当初は政策の持続性に
対して懐疑的な見方が多く、市場では1 年も持たない可能性があると考えていましたが、
当初の予想よりは長く、3 年4 カ月の間持続したことで、参加者のリスク感覚がなくなり
ポジションが大きくたまっていたと思われ、その反動が急変動につながったといえるでしょう。

チャートを見るとわかるように、このような相場の大変動時にはテクニカルは機能しなくなることが
改めて確認できたといえるでしょう。
制度の変更や、基本政策の変更などが突然行われた場合は、市場はパニックとなり、一方向への極端な動きは、
テクニカルを無視したものとなります。

このような急変動は、テール・リスクと言えますが、発現した場合は致命的な影響となることが多く、
無視できないものであることを再度認識しておく必要があるといえるでしょう。

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