TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2014/12/15のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2014/12/15のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

拡大画像はこちら

チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、ギリシャ金融危機が再燃する懸念が高まったこと、中国でレポ取引での
リスク資産の担保が禁止されたことで中国金融危機の懸念が高まったことなどを受け、リスク回避の
円買い圧力が強まり、121円85銭から117円44銭まで下落しました。
原油価格が1バレル=60ドル以下まで続落したことでヘッジファンドが損失を補てんのため
株式売却をするとの噂で、主要国の株式相場が下げたこともリスク回避の円買いを促す要因となった
との指摘もあります。
ただし、週末には衆院選で与党大勝への思惑が強まり、安倍トレード(円売り・日本株買い)への
期待から、ドル/円も下げ止まる動きとなりました。

テクニカルで見ても、週末の動きでローソク足の反転と、Williams %Rの安値水準からの反発で
ドルが下げ止った可能性が示唆されています。
先週の安値を下回らない限り、底堅い動きは続きそうです。

ただし、衆院選での与党圧勝は予想通りの結果であり、年末に向けてのイベントもサプライズは
期待しにくいとして材料出尽くしが意識され、明確な方向感の出にくい相場が続く可能性もありそうです。
また、クリスマス休暇前で商いが薄くなっており、値が振れやすく値幅が出やすいことには
注意が必要でしょう。

提供: FXトレーディングシステムズ
一目均衡表Williams %Rなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ