2014/12/10のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、終始ドルの上値の重い展開が続きました。
東京朝方は120円回復を試す局面もありましたが、その後はじりじりと値を消す動きが続き、
海外市場では一時117円76銭の安値をつけています。
11月の中国消費者物価指数(CPI)は5年ぶりの低い伸びとなり、企業需要を反映する
卸売物価指数(PPI)も33カ月連続のマイナスで、中国の景気下振れリスクが改めて
懸念される流れであり、また大統領選の前倒しが決まったギリシャの政局不安も
くすぶっていることもあり、マーケットはリスク回避ムードが強まっています。
ドル/円の下落は、3営業日連続で 、その幅も約3%に達しており、3日間の下落幅としては
1年6カ月ぶりの大きさとなります。
テクニカルで見ても、3連続の大きな陰線となっており、上昇の勢いを完全に打ち消す形と
なっています。
11月27日の安値117円30銭水準を維持できるかどうかが注目され、これを割り込むと
115円台への調整が視野に入ってきそうです。
もっとも、Williams %Rは十分に下落しており、短期的には下げ止まってもおかしくはありません。
昨日は、日本株式の大幅下落もリスク回避の円買い材料となっていたことから、本日も
日本株の動きをにらみながらの取引となりそうです。
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