2014/12/8のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、東京時間朝方にドルの上値を試す動きとなり、121円84銭まで上昇し
約7年ぶりの高値を更新する動きとなりました。
しかし、その後は急ピッチで進行した円安・ドル高の反動から調整的な円買い戻しが入り、
NY時間には120円20銭の安値をつけました。
特に新たな材料はなく、利益確定のドル売りが終始持ち込まれた模様で、1日の下げ幅としては
10月中旬以来の大きさとなるものでした。
この動きで昨日は大きな陰線となり、先週末の大きな陽線を打ち消す形となっています。
また、前日の陽線にかぶさる「かぶせ線」に近い形となっており、目先天井を打った可能性が
示唆されます(A)。
ただし、現状ではサポートラインSで下値を支えられており、このラインを維持する限り
大きな調整にはならず、時間調整で終わる可能瀬も高いでしょう。
また、RSIを見ても高値持合いの下限である70レベルをまだ下回っておらず(B)、この点からも
ドルの調整的な大幅下落を予想するにはまだ早いといえそうです。
市場でも、昨日の下落にかかわらず、ドルの上昇見通しに変わりはない模様です。
16・17日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表される声明が、よりタカ派的な
トーンになるかに注目していると指摘されます。
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