TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2014/12/9のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2014/12/9のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

拡大画像はこちら

チャートは、ドル/円の1時間平均足、パラボリック(Parabolic)MACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間朝方にドルのショートカバーが入り121円台を回復しましたが
長続きせず、その後はじりじりと値を消す展開となりました。
午後に入り、日本株が下げ幅を拡大するとドル/円も120円割れの動きとなりました。

海外時間に入ってもドルの軟調な動きは続き、格付け会社フィッチが日本国債を格下げの方向に
あるとの判断を明らかにしたこと、ギリシャの政局不安、中国の景気鈍化懸念などを受けて
世界経済の成長に対する懸念や金融不安が高まりリスク回避の円買いが加速したため、
ドルは117円91銭まで急落しました。
ドル/円の下落幅は、過去8ヶ月で最大のものとなっています。
その後は、ショートカバーで値を戻し119円台を回復してNYを引けています。

東京朝方に買いに転じたパラボリックも昼過ぎには再び売り転換して、その後一貫して売りサインを
続けていたことがわかります。
同様に、MACDも朝方に買い転換しましたが、騙しに終わっており、ドル売りの流れが続いていたことが
確認できます。

ドルは、再び119円台を回復してきているものの、今週に入ってからの調整は場は大きく、
目先上値の重い展開が続くのかもしれません。

提供: FXトレーディングシステムズ
パラボリックMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ