TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2014/11/21のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2014/11/21のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

拡大画像はこちら

チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、安倍首相が2015年10月からの消費増税を2017年4月まで延期し、
衆院解散総選挙を決定し、景気対策を打ち出すとしたことで、115円45銭から118円98銭まで
上昇しました。
10月28-29日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、米国の労働市場や景況感に対して
楽観的な見方が示され、ドル高に対する警戒感が示されなかったことも、ドル買い要因となったとの
指摘もあります。
ただし、週末には、麻生財務相が「円の下がり方のスピードのテンポ速すぎる」と
円安牽制発言をしたことを受け、117円台へ押し戻されて週を越えています。

テクニカルで見ると、先週の高値をつけたローソク足は長い上ヒゲとなり、天井感を作り出しています。
週明けの昨日、東京休場中に118円台を回復しているため、ドル上昇の流れに
変化はないと思われるものの、短期で118円98銭の直近高値を抜けていけない場合は、
調整リスクが高くなることには注意が必要でしょう。

Williams %Rも先週末に高値保ち合いを下抜けたように見えましたが、昨日は小反発しており、
完全に下抜けしたとはいえません。
Williams %Rが先週末の安値水準を下抜けるかどうかもポイントとなりそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
一目均衡表Williams %Rなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ