2014/8/11のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、やや円買いのムードが薄れた動きとなり、102円台前半での小動きが続きました。
海外市場では、ウクライナ政府軍が親ロシア派に占領されていた東部ドネツク州奪回の準備をしているとの
報道などを受けて、地政学的リスクの懸念が緩和したことや、フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が
講演で、利上げに関しては、急がずイエレンFRB議長の慎重な方針を支持する姿勢を表明したことなどが、
ドル/円のサポート材料となったとの指摘があります。
もっとも、ドル/円の上値の重さは残っており、大きく上昇する勢いはありませんでした。
テクニカルで見ても、先週末のドルの下落に対するショートカバーが一巡した後の動きといえ、
ボリンジャーバンドは収束する形状となって、次へのエネルギーを溜めているように見えます。
MACDを見ても、プラス水準にいることでややドル優勢とは言うものの、MACDとシグナルが
横ばいながら交錯する形で明確な方向性は見受けられません。
提供: FXトレーディングシステムズ
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