2014/7/29のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、本日公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が
タカ派方向に修正される可能性があるとの観測や、今週発表の米重要指標が
強い内容になるとの期待を背景にドルが堅調な足取りを続け、102円台を回復する
動きとなりました。
マーケットでは、米連邦準備理事会(FRB)がFOMCで毎月の債券購入額をさらに
100億ドル減らす決定をするとともに、雇用が伸びている点から利上げが近づいていることを
示唆する可能性がうわさされています。
また、FOMC声明の直前に発表される第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値や、
8月1日に発表される7月米雇用統計が、いずれも堅調な数字になるとの観測が
広がっています。
テクニカルで見ると、昨日のドルの上昇で先行スパンの雲を上抜ける動きとなっています(A)。
雲に厚みがないため、反落した場合は、すぐに再び雲を下回る可能性はあるものの、
ドルの一段の上昇への期待が高まる形と言えます。
また、遅行スパンもローソク足を上抜いてきており(B)、転換線が基準線を上回ってくれば
三役好転でドルの上昇基調への回帰が始まる可能性もあるでしょう。
ただし、短期的にはWilliams %Rが高水準に達しており、調整リスクが高まっていることには
留意しておきたいところです(C)。
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