2014/6/3のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、102円台で底堅い動きを続けました。
海外市場では、米10年債利回りの上昇や、同国の製造業関連指標の好結果を背景に
102円半ばまで値を上げる展開となっています。
テクニカルで見ると、今週初からのドルの上昇で先行スパンの雲の下限に到達する動きと
なっています(A)。
週末に向けて雲の厚みがなくなり、上方へのブレイクの可能性が期待される形となっています。
また、現状レベルを維持できれば、遅行スパンがローソク足を上抜けこととなり、
すでに転換線が基準線を上回っている状況から、三役好転となり、再びドルが上昇基調へと
戻る可能性が出てくるものと考えられます。
もっとも、ローソク足と遅行スパンの関係では、今週末はややドル安方向への力が
強まることには留意しておく必要があるかもしれません。
また、Williams %Rもすでにゼロ水準に近づいて買い余力の乏しい形となっていることも
警戒が必要でしょう(C)。
週末の米雇用統計で、一気にドルが上抜けするか、調整のきっかけとなってしまうのか、
結果を見極めたいところです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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