2014/3/26のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、アジア時間には材料難のなか小動きが続きましたが、
NY時間スタート時には米国の2月耐久財受注が予想を上回ったことを好感し、
一旦はドル買いが強まる動きとなりました(A)。
しかし、オプション絡みの売りに上値が抑えられたほか、変動の激しい
輸送用機器を除いた耐久財受注やコア資本財の受注/出荷が予想を下振れたため、
米国債券利回りの低下し、それに伴いドル売り圧力が強まりました。
さらに、オバマ大統領がブリュッセルで会見し、ロシアが今の路線を歩み続ければ
孤立が一層深まり、制裁が強化されると強調したことで、G7首脳会議が
ロシアへの追加制裁をとりあえず見送ったことでいったん鎮静化していた
市場の不安が再燃し、安全通貨とされる円を買う動きが強まりました。
この動きを受けてボリンジャーバンドの下抜けとバンドウォークが示現しています(B)。
相場は、一時101円87銭を付けたものの、下値も堅く102円台を回復して
NYを引けています。
MACDは、ゼロ水準で方向感なく交錯していましたが、ドルの急落とともに
売り転換しており、ドルの軟調地合いを示しています(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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