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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/10/16のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、東京時間明け方に、格付け会社フィッチ・レーティングスが、米国の「トリプルA(AAA)」格付けをウォッチネガティブに指定すると発表したことを受けて、一時97円99銭まで下落しましたが、その後は押し目買いや米財政協議合意への期待感から買い戻される展開となりました。
この下への動きでボリンジャーバンドのロアーバンドを下抜けしていますが、バンドウォークには繋がらず、下押しは一過性の動きに終わっています(A)

その後は、模様眺めながらも米財政協議への不透明感から上値は重くじりじりと押し戻される展開となりました(B)
MACDを見てもゼロ水準を挟んだ交錯した動きとなっており、明確な方向性がなく神経質な相場状況が伺えます(C)

NY時間に入ると、米上院の与野党指導部がデフォルト(債務不履行)回避に向けて合意に達したことを受け、ドルがほぼ全面高となり、ドル/円も99円を試す動きとなりました(D)
米上院のリード民主党院内総務とマコネル共和党院内総務が、17日に期限が迫っていた連邦債務の法定上限を引き上げ、政府機関も再開させることで合意し、上下両院における迅速な法案可決を目指すと表明しています。
今回の法案が成立すれば来年2月7日までの借り入れが可能となるとともに、1月15日までの政府機関への予算が手当てされることとなります。

このドルの上昇でボリンジャーバンドの上抜けと軽いバンドウォークが見られましたが、強い勢いはなく、やや押し戻されてNYの引けを迎えています。

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