2013/8/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、MACDを表示しています。 |
昨日のドル/円は、オーストラリア準備銀行(RBA)が事前予想通り25ベーシスポイントの利下げを決定したことで、豪ドル/円が買い戻され、ドル/円もつれ高となって98円38銭まで値を戻す局面もありましたが、その後は終始上値の重い展開が続きました。
海外市場でも、米連邦準備理事会(FRB)が資産買い入れ(量的緩和)を早期に縮小するとの観測が後退していることや、日銀が8日までの金融政策決定会合で追加緩和を見送るとの見通しを受け、円買いドル売りが進み、一時6週間ぶりの安値となる97円51銭まで売り込まれました。
テクニカルで見ても売り転換が確認される形となっています。
一目均衡表では、先行スパンの雲を昨日下抜けしています(A)。
もっとも、今後は雲が厚みを失くしていくため、上下ともに抵抗帯としての力は弱くなっていくものと思われます。
遅行スパンもローソク足を下抜け、逆行の動きとなってきています(B)。
逆行の動きとなった場合は、急激な反応を示すことも多く、この点からはドルの急落が懸念されます。
MACDを見ると、先週末のドルの上昇で買い転換の可能性が見えたものの、再びMACDが反落して売りサインとなっています(C)。
相場は、先週末のドルの上昇を全て打ち消してきており、目先やや下値不安の大きな形となっているように思われます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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